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あいの里 #01

はじめに

ヤベェ、ヤベェとトレンドに上がるので、お化け屋敷を覗くつもりで視聴してみた。だって、ホラー映画好きやし、住宅オタクやもん。古民家DIYとか大好物。

とは言え、私の心はオープニング直後のアニメーションで折れそうになった。なんじゃこのもっさりとした導入は・・・。もう辛い。ということで、今回は1.5倍速視聴した。これだけ騒がれているということは、皆この苦行に耐えたということ。私にもきっと乗り越えられるはずと、なんだかんだで最新話のepi08まで視聴したので、もうハリウッドの印象などおぼろげだがレビューを書いてみたい。今回はepi01-08&男子会視聴後のレビューで、続きを書くかはちょっと約束できない。

私はこういう複数の男女がわちゃわちゃする系のリアリティショーはちょっと苦手だ。理由はあちこちで感情が入り乱れて見ていて消耗してしまうのと、集団で恋愛するという状況にどうにも馴染めないし、仲間意識も暑苦しいからだ。バチェラーぐらい作り込まれているとショーケース越しに俯瞰で見ることができるが、あいの里は「知人宅の玄関が臭った」みたいな生々しさもある。

あいの里に抱いた感情は、少し前にうっかり視聴した「天気の子」と似ており、「なんでこいつら、勝手に盛り上がって、空中でクルクル回っとるん?」というもので、今回、私の心は死んでいる。自分が底意地の悪いプロデューサーだったら、どういうコントロールを入れるかというブラックこぶた視点で視聴しており、非常に辛辣なレビューで口も悪いがお許しあれ。

作品としての感想

まず、ショー全体について思うところを書いておきたい。メンバーが入れ替わっていくリアリティショーを見るのは初めてだが、これは結構えげつないな・・・と思った。

じょにいとハリウッドが去った後に投入されたメンバーが作為的で、外部のコントロールが強い舞台設定だと感じた。感情を乱させるような誘導がなされている。

一応恋愛リアリティショーと謳っているが、結局のところ、登場人物の痛さウォッチのような要素が強く、私はこれをどう楽しめばいいのか正直よく分からない。茶化してはいけないレベルのヤバ臭が漂っている。

番組の狙いがどこにあるのかはよく分からないが、視聴者が一瞬期待したところの「大人の恋愛」要素は全くない。みな姉以外の誰も成熟していないし、まともな対話もなく、単なる下ネタトークが繰り広げられてひたすら苦痛だ。もうちょっと、何かしらの婉曲表現あるやろ。

ある程度の年齢になって、性について率直に話すのは「開放的・先進的」と解釈しているのかもしれないが、田村淳の号泣と同じで、前頭葉の衰えによる自制の効かなさ、つまり老化だ。肌のシワを伸ばすなら、脳のシワと品性を保て。

人物雑感

今回はニックネームなので敬称略で記述するが、決して親しみを込めているわけではないので誤解しないでほしい。ヤバい順に書いていく。

じょにい

博識なのは分かるが、彼は引用するばかりで一度も自分の言葉で話していない。話し方も「聞いてもらえる」特権を持っている者特有のもので、とにかく長く、どこに連れて行かれるか分からない導入部分は聞いているのが苦痛だ。これほどコミュニケーション能力がない人物も珍しい。

数々のセクハラもうざいが、一番気になったのは、女性とベンチで話しながら、肘で触ろうと何度も何度も不自然に右腕を動かすシーンだ。これはダメだろ・・・動きが痴漢そのもので、放送していいのかとさえ感じた。悲しいかな、これは女性がやられることも多い見慣れた光景のひとつで。オッサンはこれよくやるけど、バレてっぞ。

一方、リストラされた後の挨拶は比較的まともで、部下や目下の者としてなら、それなりにコミュニケーションがとれるのだろうなと感じた。話のオチを取られただけでキレてしまうような彼は、人と対等に関係を築くということができないだろうから、せいぜいクリニック運営を頑張って、部下を作り続けるしかない。彼の相手は対価がないとやっていられない。

薬の1錠2錠という、今世紀で一番どうでもいい事件は、上記の男子会によると、薬事法に抵触する内容が映像記録に残ることを危惧し、カメラの前で訂正したかったという、至極真っ当な理由があったようだが、コミュニケーション能力と説明能力がないばかりに、あのような展開になったのだろう。情報と知識をいくら集めに集めても、自分の言葉で喋れない人間はどうにもならない。

彼が去ったのは、タイミング的に私はリストラと見ている。「大人の恋愛」という触れ込みで水槽を作ったはいいが、同世代であるみな姉とは同じ水槽にいるだけで、目は他の熱帯魚を追うだけで動きも悪い。コンセプトの成就を狙うスタッフがいずれを残すかと考えたとき、トラブルメーカーじょにいの撮れ高は十分なので、みな姉の年齢的な葛藤にフォーカスしようとするのではないだろうか。

ハリウッド

ファンにはしばかれそうだが、私の第一印象は「なんだこの綾野剛の成れの果ては」だった。目元の幼さがよく似ている。夢があるのは素敵なことだが、彼の幼稚な態度からは着実な戦略があるようにも思えず、夢を都合よくモラトリアムの延長ボタンとして利用しているように思える。

繰り返されるセクハラとすぐ調子に乗るところが、ひたすらにウザい。ヌンチャクや座りポーズでカッコつけても画にならないところも見ていて辛い。たとえソファの背面ごしであっても、許容していない相手に腕を回されるのは女性は嫌だ。最高に痛かったのは別れのハグで、実はあの一連のシーンに私は爆笑していた。

全く物語に没入できていなかった私は、ユキえもんが返答する前に、既にメンバーが泣いているのが滑稽すぎて「マジかこの人達」とか思っていた。一瞬映ったみな姉だけがシラーっとしていて「だよなぁ」と思った。

断られた相手の頭部をあそこまで抱き込むハグには違和感がある。身長差を理由にするにはやりすぎで、彼はあのとき「主役感」に酔っていたのではないだろうか。だって、なんかこれから「お前を!仲間を!守るために命がけでホラーハウスのお化け退治してきます!」みたいなテンションじゃん。メンバーが高まるにつれて、私の心はガンガン冷え込むのであった。

アンチョビ

刻々と露呈していくヤバさに、このワンダーランドのホラーハウスは本物だと確信を深めた。ああ・・・入ってきたはずの扉がいつの間にか消えている・・・。最終話までなんだかんだ完走しそうな自分が怖い。呪われたのかもしれない。

卑屈さと自惚れは相反するもののように思えるが、兼ね備えている者は結構多い。そして、経験上避けた方がよいタイプのひとつだ。なぜそのような矛盾があり得るのかと普通は思うだろうが、理由は簡単、客観視のできなさが自信を奪いもするし、根拠のない自信を加速させてもいく

じょにい、ハリウッドにも共通するが、彼らはしっかりと指摘してくれるような、まともな友人関係が数年~数十年単位で築けていないのではないか。三者に共通するのは、あまりの客観視のできなさだ。元恋人、元妻を除くと親しい存在がいたようにも思えず、どんどんどんどん、自分の世界に閉じこもって、どんどんどんどん、その現実と並行するファンタジー世界で理を捻じ曲げ、快適な繭を作ってしまったのだろう。

ブレスレット事件を受けての、「スタッフにあげれば」「そういうつもりじゃなかったと言っとけば大丈夫」「潔く悪かったと謝るのも好きだから」という彼の発言にはドン引きだ。人の感情の機微に疎すぎるし、女性への解像度もあまりに低い。こいつは”本物”だ。

よく「恋人がほしい」という人間がいるが、私は「ああん?」と思っている。「好きな人がほしい」「誰かを愛したい」「好きな人に触れたい。恋人になりたい」という欲求は分かるのだが、「恋人」そのものを欲しがるという姿勢からは、なにかそのロールプレイによって得られる快楽や効果にのみ期待しているかのような仄暗さも感じる。特に、人と感情を交わすことができない彼がパートナーを求めている動機には胡散臭さしかない。

そうそう、相手不在のまま先走って購入した中古住宅はどうかと思うが、まずはUA値(断熱性能)とC値(気密性能)を聞かせてほしい。話はそれからだ。オラオラオラ、シルバーの窓枠はまさかのアルミサッシじゃねぇだろうなぁ?

そして、自惚れモテ発言をする彼に対して、インタビューしているスタッフが「モテる男は辛いですね」と突っ込んでいたのが気になった。これは思考を強化する誘導をかけているし、友人に相談することもできず、自分以外の客観視を担保できない閉鎖空間で展開されるリアリティショーは、こういう部分で間接的にかなりの誘導と暗示をかけられているのではないだろうか。彼の勘違いを加速させただろう発言はとても罪深い。

トッちゃん

トッちゃんとみな姉には共通するテーマがあるように思う。それは「求められることで承認を得ようとする心理」だ。彼女は初っ端から性的な発言が多く、それに囚われた人物かと見ていたが、酒ちゃんと共通の趣味である本の話で盛り上がり、急いでお薦めの本を取りに行く姿は少女のようで可愛らしい。

これはきっと多くの方が身に覚えがあるのではないだろうか。「自分を知ってほしい」「自分が楽しいと思ったものを体験してみてほしい」という、どこかウキウキ、ワクワクとした思いと恋の始まりだ。彼女は自分から行くのは苦手だと言っていたが、心が開いたとき、どれほど引っ込み思案でもこういう部分が出てくる。彼女に必要なのは、まずその自分の感情による態度の差の自覚だ。おそらくずっと受け身であった彼女は、先に愛されているという安心感がないと動けないというシャイさもあるだろうが、求められる喜びがあっただけで、本当には相手を好きではなかった可能性も高い。たあ坊と酒ちゃんへの態度の違いを観測するのは興味深く、彼女を含め多くの者に共通するのは「寂しさ」であるように思う。

特定の誰かに「個」として置き換え不可能な人間だと認識されること。これを承認と呼ぶが、住宅と同じで、基礎部分こそ複数の家族や友人関係でしっかりと構築することが望ましい。しかし、案外これを恋愛関係以外で補完できない者が多い。「自分の言葉で話す」という本当の意味でのコミュニケーション能力を持たない者は、友人関係を構築するよりも男女の関係になってしまう方が簡単で手っ取り早いのだ。恋愛依存・性依存体質は、こんなところから来ているのではないかと思う。

おそらく、たあ坊に惹かれていたのは性的にだけで、性的欲求を満たすことと、心理的な寂しさを満たすことは重なる部分も多いが、個々人によって重なり具合や解決方法が異なる。年齢を重ねた彼女が割り切れるなら、フレンドと心を開き傾ける対象を分け、分散恋愛をするのもいいんじゃないだろうか。でもまぁ、心を開いてしまうと性的な部分はぶっ飛ばして見ているような気がするから、結局は彼女はそういう対象を見つけられるように、自分の心への解像度を上げるのが一番いいような気がする。

おかよ

奇妙な違和感があり、なかなか掴めない。特に前半はほぼ映らず、洗濯妖精さんという噂話しか聞こえてこない。

一番の違和感は彼女の衣装の変遷だ。絶望的に色合わせのセンスがない前半から、イメチェン後に2階のリノベを隼平とするときには、自前なのか借り物なのかわからんが、よく似合う赤のトップスを着用し、笑顔もとても可愛らしくピカピカに輝いている。告白時の清々しい白シャツも緑に映えて美しい。

今回は心が死んでいるサイコパスなので、すまんが怒らないで聞いてほしい。これは、きっと「恋する女の子が可愛くなっていく」ストーリーを小物の力を借りて描いているよね。そして、私自身は彼女が恋をしているようにはあまり感じられない。閉鎖空間でストレスと疲れが溜まる環境であり、感情の表出が極端に乏しいタイプという可能性はあるが、愛おしさのようなものが出ていない。あの程度の関わりで、しかもあれ程分かりやすい態度の隼平に対して、あそこまで思いつめてしまう様子に違和感が強い。彼女はとにかく控えめな妖精さんということになっているが、どことなくジトっとした湿り気のようなものも感じる。

さぁ、ブレスレット事件について語ろうではないか。なにやら物議を醸しているが、私はそもそも、「そんなに大げさに騒ぐことかぁ?」とさえ思っている。1.5倍速のながら見に情緒などない。

前半の衣装と同じような絶望的な色彩感覚が健在で、まぁ、順当な結果なのではないかと思う。私も選ばん。そして何故、作品と作者を混同した評価がここで行われているのかが分からん。こういう舞台設定だと、何でもかんでも色事に結びつけて過剰に反応してしまうのかなぁ・・・。作品が選ばれないことと、彼女が選ばれないことは全く別のことなのに、まるで連続性があるかのような語られ方が不思議だ。

とは言え、作品が選ばれなかったことにも傷つくのは当然なので、適切なフォローを誰も入れられなかったのは、ひたすらダセェなとは思っていた。隼平を除いてとっさに動けなかったのは女性陣も同じことで、しかも1個余るのは1000%予測できたのだから、この際よりヤベーのは女性陣の方じゃないか?

隼平

上述した3名の男性はヤバさの閾値を超えているので別次元とすると、隼平の未成熟ぶりは肉感を伴っていて痛々しい。

う~ん。なんのひねりもないが、女性がよく男性に対して言い放つあのワードを出してもいいだろうか。「悪い人ではないんだけどね・・・」以上。ある一定の年齢になっても精神面が育っていないと、恋愛対象としては厳しい。

そうそう、ゆうこりんに対する、雷に乗じたセクハラもきつい。「守りたい」より「触りたい」が優先されているのを女性は必ず見破れる。勝手に触ってんじゃねぇ。

結局、天井の断熱はしたのか、天井と壁の隙間は補修されたのかが気になって気になって、ラーメンマンのことはほとんど見てなかった。すまん。

ユキえもん

彼女は私の学生時代の友人にとてもよく似ていて、もう贔屓目でしか見ていない。友人も太陽のような存在感で、ニカッと笑っては周囲を明るく照らし、鈍くさい私をよく輪の中に入れて遊びに連れ出してくれた。友人はいつも軽やかな気遣いで空気を和らげ、皆がリラックスして楽しんでいた。同じようことをユキえもんからも感じる。

しかし、彼女はまだまだ未知数でよく見えてこない。失礼な表現になるが、露出が多い割に色気がないのも違和感がある。本当にあれは普段からのファッションなのだろうか?色気がないことを補うためにあの装いという見方もあるかもしれないが、彼女自身は「女」を使おうとはしないし、なんだか奇妙なアンバランスさを感じるのだ。彼女は何のサインも出していないどころか、むしろ引いているのに勘違いしてしまったのは、ハリウッドの恋愛経験の乏しさからとしか言いようがない。

万一あの衣装を自分で選んでいるとしたら、単純にそのファッションが好きなだけなのか、過去の恋愛が自分の性的魅力で惹きつけたものだと思っているのか、どちらだろうか。みな姉にも共通するが、自己評価が後者になってしまっていると、一定の年齢以降は自分で呪いをかけてしまうようなことになるんじゃないだろうか。両者に共通するのは豊かな内面と会話の瞬発力で、晩年まで訴求する力があるように思えるのだけど。

酒ちゃん

芋食ってりゃかわいいし、バチェロレッテの杉ちゃん風味もある。彼の感受性は独特で面白く私も興味があるが、目に清潔感がないのは気になる。

そして、これはゆうこりんにも感じたことなのだが、障子破りではしゃいだ人達をそこまで否定せずともよかろうとは思った。少し狭量すぎはしませんか。私自身も騒がしいのは苦手だが、楽しそうにしていると「ええやん」と思うだけで、まぁ、その場はひっそりと離れるかもしれんが特に感情はない。

きっと彼は自分の世界観がとても強固で、そこに他者を巻き込むことはあっても、自身の存在があまりに大きく、他者の感情までを汲み取り、感じ、想いを返すということはできないような気がする。彼と付き合うと、彼は与えるという発想よりは、世界に取り込んだ後は相手を消費し消耗させてしまうような雰囲気があり、私にとっては警戒対象だ。

たあ坊

まぁ、フッツーの人やね。すまん、興味が持てない。

気になったのは、ブレスレット事件で自分がやらかしたことへの自覚と整理が済んでいないままアンチョビに相談したシーンだ。動揺したのは傷つけてしまったことではなく、眼中にもなかった女性からズバリ指摘されたことに対してだろう。これは企業の「ご不快にしてすみません」という謝罪構文と似ていて、相談というよりは感情ケアを受けたいという思いが溢れており、内省力の貧弱さに白目を剥いた。

ゆうこりん

彼女は特別なミッションを受け、ビーズを銃に装填して登場したアサシンだ。おそらくこういうショーは、全員に演出を入れるのではなく、自由に泳がせるじょにい、ハリウッドのような存在と、明確に意図を組んで動ける人物に分けられているのだろうと思う。彼女は現時点でのゲームマスターだ。

この新しいショーは、どこからがルールブレイクになるのか分からないが、現段階で簡単に予想できるおもしろ展開といえば、連続での鐘打ち鳴らしだと思う。

ゆうこりんを巡る関係の、誰が最初の火種になるかは読めないが、連続で3者、その時点でゆうこりんの矢印がどこかに向いていれば、最大4者の「恋の火事だ火事だ~!!」的な連続警報が流れる胸アツ展開があるのではないだろうか。あってほしい。

みな姉

ハリウッドの去り際に「ユキえもん、最後まで悩んでたよ」と言葉を贈ったり、イメチェン用の服を探しているおかよに「入らなくなったの」と優しい嘘をつく様子はとても温かい。

「私でも役に立てることがあって良かった」というコメントからも、最年長となってしまった現在、あの場にいるのは想像するよりキツイ状況なのだろう。いまだかつて恋愛をテーマにこれほど幅広い年齢層が乱雑にブチ込まれるショーはなく、彼女にはロールモデルもいない。

そのうち、ひっそりと去ってしまいそうだが、彼女の柔らかい雰囲気は、確実にあの古民家の重要な要素であり、大きな影響が出そうだ。良い出会いがあるといいなと思う。

大人の恋愛とは

これは何の根拠もない例え話なのだが、「自分の年齢を3で割ると、人生において自分が過ごしている時刻になる」という考え方を見聞きして以来、面白いし割と合ってるかもなぁと思いながらたまにやる。古民家には、昼食を終えてエネルギーを充填した者、そろそろ日暮れが近いので夜の準備を始める者などが混在している。

歳を重ねれば、そのうち成人して「大人」と呼ばれる存在には一応なるが、それは単なる記号に過ぎず、現実には朝を生きる者と夜を生きる者という差でしかない。また、冬の午後を生きるような早くから老成した者もいれば、モラトリアムという夏の午後や白夜を生き続ける人間もいる。つまり、年齢と成熟には全く相関がなく、大人になればスマートな恋愛ができるかと言えば、決してそんなことはない。

そも恋愛とは、己が眩しいと感じた存在を想い焦がれることであり、何歳になろうが結局は背伸びをすることになるのではないだろうか。常に実力不足で、新しい自分に飛び込んで滑稽に泥臭くもがくしかない。いつでもある意味カッコ悪くて、制御できないのが恋愛であり、今後10代20代のような光景が展開されても、それが悪いという訳ではない。

ただ、そうなってくると、他のリアリティショーとの差別化はやはり年齢的に成熟していない「痛さ」のようなものだけとなり、観客は今以上にしょっぱい気持ちになってしまうのではないだろうか。新メンバーでもいいので、誰かしっとりとした対話をしてくれないかなぁ。

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天才よめ子

最後に古民家繋がりで、私が愛してやまないYoutuberである、よめ子氏を紹介しようと思う。古民家DIYもすごいが、技術力と発想も楽しすぎるのでぜひ視聴してみてほしい。

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