人生

メルカリ断捨離

つい数週間前、メルカリのIPOのニュースが大々的に報道された。それまで面倒そうで、オークションを含め、同様のサイトは利用したことがなかったが、あまりに面白そうに伝える日経のキャスターの様子が気になり、お試しで登録してみた。

メルカリのハードル

以前、ヤフオクやりたいなぁと思っていた頃、写真撮影が面倒くさいと思っていた。また、オークションが終了するまで、在庫(自分にとってはゴミ)を抱えるのがどうにも嫌で、それまでにゴミの日があるなら、とっとと出してスッキリしたいタイプでもあり、腰が重かった。

メルカリはこの2点を上手くカバーしているなぁと思う。メルカリの写真は、正直みんなスマホクオリティ。特別な撮影をしたようなものがあまり見受けられない。また、写真で表現できない部分は、商品説明やチャットである程度カバーできることも発見した。

また、商品の保有日数について、適正価格さえ設定できていれば、出品と同時に売れてしまうことが多く、捨ててしまいたい欲と、少しでも現金を回収したいという欲が上手くマッチングすることも体験でき、これは思わぬ発見でもあった。

適性価格と市場調査

現在は不要品の処分を主目的にメルカリを利用しているが、同時に自身の今後のビジネスのマーケティングという意味合いも同時に兼ねている。客目を引く商品写真や説明、また、その適正価格など、勉強になる点は多い。

やり取りの中でも、どのタイミングで返信や値下げを行うと反応が良いかなど、リアルな反応を得られるため、かなり勉強になる。個人でビジネスを考えている方は、前段としての練習台として、サンプリングとしても面白いのではないだろうか。

信用と自己ブランディング

メルカリには、評価制度があって、悪い評価が多いと取引に影響しそうだ。また、出品者の過去のアイテムなども見られるため、ある程度、出品者がどのような人間か推測することもできる。

この点を踏まえて、私は今回、清潔感と簡潔さを全面に押し出す作戦をとった。自分が割とシンプルなものを好むという傾向も踏まえてだが、中古品を売る以上、買う以上、清潔感がかなり重要なポイントになると思うからだ。また、メルカリのやり取りに時間を取られるのが嫌だったため、できるだけ説明も簡潔明瞭で疑問が出ないようなものに努めた。

例えば、次のような観点。清潔な人間が出品するものはどのようなものだろうか。背景の映り込みにあっていいもの、いけないものはなんだろうか。定型的な質問を受けずに済むように、自己紹介で盛り込んでおくべき文言は何か。。。

メルカリはつまるところ、自己ブランディング力にかかっている。文字+少しの写真だけで、自分が信頼に値する人間だと思わせることができれば、私から購入した方も後悔しない。こういった点もフリーランスで顧客を獲得するときと共通した観点があるように思う。

断捨離

そうそう、断捨離について書くんだった。私の場合、早ければ出品と同時に、遅ければ翌日には商品が売れたため、次々と発送&商品補充という好循環が生まれた。

そのため、「あれも出しちゃおうか」といった行動が出てきたため、断捨離がかなり捗った。また、メルカリは顧客とのやり取りも楽しいため、案外、高齢者の断捨離に向いているのではないかと思っている。売って手に入れたお金を、再度メルカリ内で回すなら、ある意味余計な出費はなく、安心でもある。

そのうち、家族にメルカリを実践してもらう予定なので、そちらもまた報告できたらと思う。