災害備蓄してる?
はじめに
2026年2月8日、高市による真冬の解散総選挙が自民党の圧勝に終わり、私のなかでは、斜陽日本のソフトランディングさえ完全に消え、ハードランディングに向かうことが確定した日でもあった。その後、争点にもならなかったことが次々とニュースになり、軍事独裁国家へ向けて邁進する様子に気が気でなかった。そこにアメリカとイスラエルによるスキャンダル隠しのためのイラン攻撃だ。終末時計は日々加速し、感情がついていかない方も多いと思うが、まぁ、やれることを淡々とやることも大切なので、石油危機の影響が出るもののと併せて、災害用備蓄も見直した。今日はそんな話。
災害用備蓄
用意すべき物品リストのようなものは専門家にまかせて、本記事では管理方法や、しておいたら良さそうなことを中心に書いてみたい。
分類と指示書
災害の種類や季節によって持ち出すものが異なる。思考力が平時MAX10だとしたら、災害時はおそらく変な興奮と相まって3ぐらいまで落ちるだろう。きっと小学一年生のランドセルの中身ぐらい信頼できない。よって、分類と指示書作成が大切だ。
分類
古くなったパッキングキューブがある場合はそれを、なければ、100均で洗濯ネットや、コミックを収納する付箋布ケースなどがいい。絶対に中身を忘れるので見える素材がいい。
- トイレ、ゴミ袋系
- 衛生用品系
- 体温調節系(冬) などなど
指示書
何も考えず淡々とこなせるように、指示書を作っておく。
- ガスの元栓を締める。
- 風呂の水を貯める。
- 季節ごとの装備や、着る服・靴を予め決めておく。下着も交換しておく。持ち出す着替えの種類・数も明記しておく。
- 伝言を残す(あらかじめToの名前は書いておく。丸付けで済むように文言も書いておく。例:先に避難する、状況が許せば◯日後を目処に一度戻る等)
- 日常使いしている必需品の持ち出しチェックリスト(時計、携帯、鍵、眼鏡、コンタクトなど、いつもバッグに入っているようなもの)
などなど
デジタルリマインダー
トイレや食品など消費期限があるものはカレンダー登録して管理を任せてしまうのがいい。それ以外の物品も半年ごとぐらいに軽くチェックして、ウエットティッシュ等をローリングさせておくと乾いてしまうのを忘れなくていいと思う。
意外と入ってなかったもの
今回かなりの危機感をもって見直していたせいか、色々と至らない点に気づいたので共有したい。
現金
ある程度細かいものがあった方がいいので、千円札多めで。
文房具
今までこれを災害グッズに入れたことがなかったのだが、記録を取るためにも、伝言を残すためにも必需品なので、あらかじめセットしておいた方が良さそうだ。
- ノート(KOKUYOのソフトリングノートがオススメ。切り離しもできて、ドット罫線は最高の一品)
- ボールペン
- 油性サインペン(太字色付き、個人的に水色オススメ)
- 透明養生テープ(これに名前を書いて貼ったり、伝言を貼れたりする)
文房具については、オタクというほどではないけどオススメ品が色々あるのでまた別途記事を書きたい。
サブバッグ
避難所生活になった場合、物資や着替えを持ち歩くようなサブバッグが必要だ。エコバッグを買い替えた時にでも、古いやつを入れておくといいと思う。
写真
旅行をよくしていた時期の名残なのだが、私は今まで訪れて印象に残っている場所や家族の写真を無印良品の小さいアルバム冊子に入れて用意している。旅先で出会った人に見てもらったりすると話が弾むので重宝するのだが、これを災害グッズにも入れておくといいんじゃないだろうか。心細いときに大切な思い出をアナログで所持していることは重要だし、仮にはぐれていても、写真を示せば人に尋ねやすいし探してもらえる。そして多分、電源も不足する避難所では喋るぐらいしか娯楽がない。
何か可愛いもの、美しいもの
今回見直していて一番感じたのが、いやぁ、災害グッズ、マジでときめかない。当たり前なのだが、本当に無味無臭。機能美ONLY。何より色彩がもう味気ない。しょうもないことだと思うかもしれないけど、しんどい時にそんなものしか目に入らないのは気分が落ち込む。使い古したお気に入りのポーチが誰にでもあると思う。捨て時なんだろうけど、捨てたくないような愛着のあった可愛いポーチ。ちょっと薄汚れちゃったポーチ。そういうのがきっとちょうどいい。私はついつい集めてしまう猫型ポーチとか、色鮮やかな手ぬぐいを入れている。お気に入りのマチルダさんはぬいぐるみ的要素もあって、災害時の精神安定にも良いと思っている。
バックパック類
バックパック
避難する際のバックパックは、中学生以上なら、30L前後で考えたいところ。使い古したものを再利用して予めパッキングしておくのもいいが、街歩き用のバックパック類はPC用のクッションがあったり気室が多いこともあって意外と物が入らなくて使いにくいことがあるので、一度災害グッズを詰めてみた方がいいかもしれない。
私の一番のオススメはGREGORYの王道デイパック26Lだ。フルオープンタイプのこのリュックが至高なので、旅行用に何か買おうと思っている方は候補に入れてみるのもいいかも。準備が整っていれば、日常使いしていても災害時にさっと詰め替えられると思うし、機動力も高い。
とはいえ、グレゴリーは本気でバックパックを使い倒す気がなければ高価な買い物になってしまうので、同等の容量で手頃な価格となると、無印良品の撥水リュックサックがいいのではないかと思う。公式では20Lとあるが、上記のデイパックと比べてやや小さいが遜色なく、気軽に街歩きで使えそうなシンプルな作りもいい。店頭で確認したところ、気室もシンプルで大きくデイパックの感覚に近かった。オススメだ。
サコッシュ
避難所での貴重品管理や、機動力を確保するためにサコッシュをひとつ持っておくと良さそう。

一番のオススメは、またGREGORYになってしまうのだが、クラシックサコッシュMだ。これは1.5Lというコンパクトな容量ながらよく考えられている逸品だ。私は色違いで所持しているぐらい惚れ込んでいて、バッグインバッグ代わりになることもあって、散歩から旅行までとにかく使い倒している。背面にポケットがあるのも地味に良くて、スマホの出し入れに便利だ。荷物があまり多くない人にピッタリ。
1.5Lでは容量がな…という方には、これまた無印良品から、名品、撥水ショルダーバッグがオススメだ。厚みのあるものも入るし、背面ポケットもちゃんとある。私もGREGORYと同じぐらい活用している。何より手頃価格でひとつ買っておいて損はないサコッシュだ。使いやすい色を散歩用に持つのも良さそう。
やわらかポリエチレンケース、頑丈収納ボックス
車で避難できる場合に限るが、無印良品のやわらかポリエチレンケースのそこそこの大きさのものを持っておくと便利そうだ。水を入れられるし、簡単な洗濯ならできるかもしれない。頑丈収納ボックスなら座れたりしてさらに便利だ。そもそも、災害用品を頑丈収納ボックスに収納しておくのが望ましい。車ならそのまま持ち出せてトランクに積めるので私はそうしている。
私はスーツケースで旅行する時に、このやわらかポリエチレンケースのお弁当箱サイズのものを持っていくのだが、この中で、時計やアクセサリー、筆記用具や電源等を散らかすと決めている。これでチェックアウト時に忘れ物の心配をしなくて済むし、絶対に物をなくさない。無印良品のものは重さがあるので、ちょうどいい大きさのタッパーでもいいかも。タッパー本来の用途でも使えるし、処分する予定のものがあれば災害時用に回しておけば無駄がない。
ショッピングバッグ
IKEAや100均によくある、レジャーシートのような素材でバリバリしているバッグが便利だ。私は旅行時に持っていくのだが、ホテルに連泊する際、カゴ代わりに使用したりする。忘れ物をしたくないので、クローゼットはともかく、引き出し類は数日程度の滞在なら使用しないのだ。
バッグの縁を何度か折り返すと自立するので、その中に未整理のものをとりあえず放り込んで、外出時にはクローゼットに入れる。先述したやわらかポリエチレンケースやタッパーと基本は同じ要領で、その中で散らかすのに最適なのだ。
今回買い足したもの
最後に、今回の見直しで、今まで用意してなかったが買い足したものがあるので紹介したい。
非常用トイレ
前から用意すべきだとは思っていたが、そこそこ値段が張るのと、消費期限があるため迷っていたが今回導入。持っているだけで安心感はある。
ソーラーモバイルバッテリー
携帯電話だけでも太陽光で賄えるようにと導入。これは手頃価格で色々あるので持っておくといいと思う。
えいようかん
これは賞味期間5年6か月かつアレルギー物質を含まない羊羹だ。非常時に甘いものは精神安定にも良いと思うので今回導入した。
七輪+炭
場所を取るので迷ったが、一般的な珪藻土の安価なタイプを購入した。災害時やキャンプ使用も視野に入れているが、今後熱源が絶たれた時の炭の節約も考えて、金属製ではなく敢えて土器を選択した。土器で焼いた食材は美味しいし。
おわりに
長々と書いてきたが、あまり物を持ちたくない私がここまで災害用備蓄を進めたのは、やはり政府への不信感が強い。今の無能な政府が災害時にチャキチャキ機能するとは到底思えないのだ。次に災害が起これば、それは能登の比ではない程に初動が遅れるだろう。
また、設計時に耐用年数40年としていた原発が、数々のエラーを起こしながらも60年でイレギュラー稼働されることとなった。悲観予測で煽るつもりはないが、私が順当に生きていられるなら、あと1~2回は原発事故を目撃することになるのはもはや必然だ。アメリカのポチをやっているせいで、平時だけでなく、戦時下の原発リスクも考えなければならなくなった。
今の日本で生き延びたとて…という思いもあるが、備えないわけにもいかない。あまり楽しい話題ではなかったと思うが、災害に備えることで、普段からどのように物品を回していくべきか意識できると思うし、石油危機が続く今後は、完全に物を廃棄する前に、備蓄バッファを生活に組み込むことが大切だと思うので、「これはこういう使い方もできる」と折々に考えておくのが良さそうだ。


